6次産業化支援

6次産業化支援という言葉を初めて聞いたので、少し調べてみました。

農山漁村にある有形無形の様々な資源「地域資源」(農林水産、バイオマス、自然エネルギー、風景・伝統文化など)を有効に活用し、農林漁業者(1次産業従事者)がこれまでの原材料供給者としてだけではなく、自ら連携して加工(2次産業)・流通や販売(3次産業)に取り組む経営の多角化を進めることで、農山漁村の雇用確保や所得の向上を目指すこと、とあります。

また農商工連携事業という制度があります。
これは知っていましたが、農林漁業者と商工業者が通常の商取引関係を超えて協力し、お互いの強みを生かして売れる新商品・新サービスの開発・生産等を行い、需要の開拓を行う事業です。

この2つの制度の違いは、

○6次産業化支援
農林水産業者を支援対象とし、ハードとソフトに対しての補助金が出る。

○農商工連携事業
商工業者と農林水産業者の連携体を支援対象とし、基本的にソフトのみに補助金が出る。

農業をビジネスとして考え、こういった制度を利用しながら取り組んでいる方々がいます。農業人口が減少する中、新しい農業の成功事例が出来ることにより、若い世代や脱サラの人たちなど、農業を始める方々が増えてくれば、日本の農業にとって大きなプラスとなる事は間違いありません。

一方、農業従事者の平均年齢が65歳を超えるいま、新しいチャレンジを試みることが難しい世代の方々によって農業が支えられているという現実を考えると、抜本的な農政改革は避けて通れない道です。

6次産業化支援のポータルサイトとして「第6チャンネル 」というサイトがあります。
そのHPに達人列伝というコーナーがあるのですが、今のところ全国で12人紹介されている中で、知多半島から2人も紹介されていました。ぜひご覧になって下さい。

◆第6チャンネル
http://www.6-ch.jp/

◆達人列伝vol.11「澤田耕太郎さん(常滑)」
http://www.6-ch.jp/master/vol011/index01.html

◆達人列伝vol.12「石川安俊さん(半田)」
http://www.6-ch.jp/master/vol012/index01.html

◆農林水産省「農山漁村の6次産業化」
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/sanki/6jika.html

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。