教育への想い

ノーベル賞の授賞式が行われました。

ニュースをちらっと見ただけなので、授賞式が終わったのかどうかは知りませんが、青色ダイオードを開発し、今回ノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇さん、天野浩さん、中村修二さんおめでとうございます。日本人として大変誇らしく、素晴らしい研究と成果にただただ敬意を表します。

またノーベル平和賞はパキスタンのマララ・ユスフザイさんが受賞しました。世界中の子どもたちが質の高い教育を平等に受けられるよう活動した証です。ただ純粋に教育の必要性を訴えた。それだけなのに狙撃され、命を落としかけた16歳の少女。

日本の子どもたちにはこの少女の姿がどのように映ったのでしょうか。

日本には義務教育があり、望まなくても中学生までは教育を等しく受ける権利が国民にあります。命を懸けてまで教育を求めなければならない状況は、普通の日本人にはなかなか理解できないものです。私たちは教育が受けられることへの感謝を感じることはないのかもしれません。しかしそれはとても尊い事であり、先人たちが作り上げてくれたことに感謝をしなければならない事なのかもしれません。

いま日本では衆議院総選挙が行われています。
私も選挙に参加するものとして多くの意見や批判を聞く立場にありますし、何よりも多くのメディアを通して様々な意見を聞くことができます。

あまりこれからの教育について聞くことがないですね。消費税や経済等のように人々の投票の争点に教育はならないのでしょうか。私は20年、30年先を考えるならば、教育への道筋も選挙の争点になるべきだと個人的には思います。

教育が人をつくり、人がまちを創る。

目先の課題は解決しなければいけないですが、この総選挙を通して社会全体で未来の日本を考える機会にならなければいけないのではないかと感じます。私はこれからの日本を考えたとき、義務教育の質の向上が必要不可欠であり、以前よりも弱くなった教育者の立場を取り戻すことが必要なのではないかと思います。教育のあり方がもっと争点になるべきだと思うんです。

いつまでたっても青臭い奴だと思われるかもしれませんが、私はこの気持ちを忘れたくありません。マララさんの演説を聞き、シンプルな中に私たちが忘れた思いがたくさん詰まっているような気がしてとても感動しました。

マララさんの住むパキスタンがそうかは知りませんんが、教育を受けれなかった人が、教育を求め選挙に参加するとき、そこには字が書けない人たちが大勢押し寄せるかもしれません。かつて世界には記号を使って投票をする地域があると聞きました。私たち日本人はほとんどの人が字を書くことができます。今回の総選挙、投票棄権などせず、皆さんの権利を行使して下さい。

この国の未来を決める選挙は12月14日(日)です!

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。