1月6日の記事になりますが、中日新聞の知多版に「陸自の経験で命守る~武豊町に防災専門官~」というのがありました。
東日本大震災の際、多くのマスコミが自衛官の活躍ぶりを報じました。
その中で自衛隊は唯一の自己完結組織であるというのが印象に強く残っています。その後色々調べてみると、在官時のリアルで激しい訓練により、有事の時でも全ての事を自分たちでこなしていく事ができるのだと聞き、とても感心しました。
そんな活躍を見せる自衛官たちも、自分たちの組織が弱体化する事のないよう、早期定年退職制がとられており、働き盛りの53、54歳くらいで退官しなければなりません。その持てる指導力や計画能力を生かすため、退官前に防災のスペシャリストとしての教育を受け、各自治体などに再就職しています。しかしその再就職もなかなか難しいのが現実だそうです。
現在、愛知県内でもほんの一握りの自治体が自衛官OBを防災担当として起用しています。そして本年よりお隣の武豊町に知多半島初となる防災専門官が誕生したというニュースです。
地域の住民の方々にとっても大変心強いことと思います。
常滑市は残念ながら財政的に起用するのは難しいとの事です。
だったら次の手立てを考えるまでです。
市民の方に安心な暮らしを送って頂くよう、金がないなら知恵と真摯な態度で取り組むまでです!
2011.01.06中日新聞