半田に議会内閣制

中日新聞の一面に「半田に議会内閣制を」の記事が大きく載りました。
これを見た時、私は「おっ」と思い、この実現に向けて動いている半田市議に対して嬉しく、またすごいなと思いました。

8月26日、半田市のクラシティにて半田市政研究会の勉強会がありました。秘書をしていた頃からお世話になっている半田市議の誘いもあり、私も勉強会に参加しました。

当日は名古屋大学教授である後房雄教授が講師となり、地方自治体の議院内閣制導入に関する勉強会が行なわれました。後先生は2009年の名古屋市長選で河村たかし陣営のマニフェスト作成において中心的な役割を果たし、当選後には市長の戦略チームとして河村が立ち上げた詰問会議の事務局長に就任したが、1ヶ月後には市経営アドバイザーを「一身上の都合」で辞任している。
その日、「一身上の都合」の話も出た。要は意見の相違らしいが、その相違についてかなり強い口調でおっしゃっていたが、その中身はここでは伏せたい。

後先生の話は大変興味深く、市政研究会自体もはじめての勉強テーマと言うこともあり、皆さんが期待感を持って話を聞いている姿は印象的でした。
記事の中にもありますが、「予算の提案権も執行権も認められていない下では、議会が仕事をするにも限界がある」とありますが、市政発展のために何が出来る?と普段から考えている市議の先生方が、この地方自治の議会内閣制に大いなる希望をもった上での行動であったのかと思います。

良いと思った事をすぐ行動に移し、議論の場を作り上げる。そういう行動力が議員にとって大事な事だと思います。そしてその案件が良い悪いは別にして、議会と言う場で建設的議論を行なう事が自治体の発展に繋がっていくのだと思います。他人の揚げ足とりや批判からは自治体は発展しないのです。

今回の半田市議たちの行動には大いに魅力を感じ、また議会内閣制という取り組み自体が全国初となることもあり、今後も注目していきたいと思います。

2010年11月18日中日新聞 半田に「議会内閣制」を
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010111890090652.html

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。