総務委員会視察③~宮城県名取市~

視察最終日にお伺いしたのは名取市です。

名取市は以前にも訪れました。閖上地区などの被害を見て、とても心が痛い思いをしました。基礎だけになった多くの住宅街、花が飾られ、多くの人が犠牲になった学校や高齢者施設など…

震災ちょうど1年前、チリで発生した地震による津波が名取市に到着したときは50cmだったそうです。その為、閖上地区の方の津波に対する意識が小さなものになってしまったことも、大きな被害を受けた一つであったと話を伺いました。また閖上地区で避難誘導にあたっていた議員の方も2人命を落とされたそうです。

今回訪れた自治体はすべて震災時、議員の行動に対して特に規則を設けていませんでした。現在まだ震災に対する総括が出来ていないということもあり、いまだにどの自治体も議員の行動に対しての取り決めは出来ていないそうです。
名取市では議長も同席して頂けましたので、率直にお聞きしましたら、議員の行動マニュアルのようなものがある事も良いと思うとのことでした。

常滑市も現在特にそのようなマニュアルなどはありません。もし震災が起きた際は、今回訪問した自治体の議員さん方のように、それぞれの居住区などで、それぞれの立場で行動することになるかと思います。

今回の視察でお伺いした話をもとに、「震災時の議員の行動」について議論を深め、議員として、そして一人の市民としてより良い行動が出来るようにしていきたいと思います。

今回視察を引き受けて頂いた皆さまに深く感謝申し上げると共に、少しでも早く復興が進むことを祈念いたします。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。