一般質問「愛知県国際展示場及び周辺環境、中部国際空港」について

愛知県議会12月定例会において一般質問を行いました。質問内容は以下の通りです。

1、愛知県国際展示場及び周辺環境の魅力向上について

Q:GLイベンツが参画する運営事業者が、「Aichi Sky Expo」の管理・運営をするとともに、展示会の企画・誘致も進めていくと伺っているが、展示会の企画・誘致にあたり、運営事業者と県において、どのような役割を担うことになるのか。

A:愛知県国際展示場、Aichi Sky Expoは、本県のモノづくり産業の一層の充実やイノベーションなど、当地域の産業振興、経済発展のための産業インフラとして、また国内外との交流拠点としていくため整備を進めている。
Aichi Sky Expoの運営事業者には、ヨーロッパ最大の産業展であるグローバルインダストリーや、世界最高峰のファッション見本市など、多様な展示会を企画開催するGLイベンツ社が参画している。運営事業者には、世界的なネットワークやノウハウを生かし、海外で開催されている展示会の誘致や催事の企画といった役割を担ってもらうこととしている。そうした中で、県が推進する次世代産業分野等の展示会や催事については、県としても、運営事業者とともに企画段階から参画していくこととしている。
また、県においては、県内の関係団体等とのネットワークを活用し、様々な業種の企業に対して、展示会の開催情報を広く発信し、展示会への出展参加や来場を促していく。このように運営事業者と県が双方の強みを発揮し、連携して様々な展示会等をAichi Sky Expoにおいて開催していくことで、この地域の産業振興、経済発展につなげていく。

Q:混雑緩和や来場者の適切な誘導について、どのように対応していくのか。

A:来場者が円滑かつ快適に展示場にアクセスし、来場していただくことは、市場ニーズに適ったイベントを誘致してく上で、重要な要素である。とりわけ、大規模な展示会等のイベントが開催される時は、電車や駐車場の混雑が予想されるため、名古屋鉄道や駐車場を相互補完する空港会社、さらには道路管理者や警察等の関係者とも連携した対応が求められる。そのため、大規模イベントの開催日時、来場者数、混雑する時間帯等について、関係者との間で事前に情報共有したり、適切な対応を協議する仕組みを構築していく予定である。具体的な対応については、県、運営事業者及び空港会社等の関係者との間で、今後検討していくことになるが、例えば、列車を増結・増便することや駐車場の空き状況を情報共有すること等により、混雑の緩和に努めたいと考えている。また、大規模イベントの主催者に対し、臨時駐車場の確保や案内標識の設置について、運営事業者と県が連携して支援を行い、来場者の円滑かつ快適な展示場への誘導を行っていく。

Q:県として、今後、国際展示場の周辺整備をどのように進めていく考えであるのか。

A:MICE参加者やその同伴者の方々が、快適に滞在できる環境を整備することは、国内外から数多くのMICEを誘致する上で、最も重要な要素のひとつであると考えている。空港島では、本年10月に、複合商業施設である「フライト・オブ・ドリームズ」が開業し、宿泊施設が新たにオープンするなど、商業・宿泊機能の集積が進められている。また、さらなる航空需要の増加を見据えて、来年度の供用開始を目指し、LCC向け新ターミナルの建設も進められている。
こうした中、本県では、中部国際空港やその周辺エリアにおいて、新たな交流、賑わい、集客の拠点となるMICEを核とした国際観光都市の実現に向け調査研究を進めている。今年3月の有識者研究会の取りまとめを踏まえ、多様なニーズに対応できる宿泊施設や多彩なエンターテイメント施設の整備などが重要であると考えており、今後も、民間事業者から幅広くアイデアをお聞きするなど、必要な機能整備について検討を進めていく。

Q:各地の観光資源との連携について、どのように考えているのか。

A:空港島における快適な滞在環境の整備と合わせ、MICE参加者等が、空き時間を有効に活用し、周辺地域にまで足を運び、各地域の魅力を体験していただけるような仕組みづくりも重要であると認識している。そのためには、知多半島はもとより、県内の産業観光、武将観光、ポップカルチャー等の観光資源を始め、昇龍道など空港からアクセスできる様々な地域の観光資源と広く連携し、地域全体として魅力を発信していくことが必要であると考えている。加えて、様々な地域資源の発掘・磨き上げを行い、この地域ならではの特色ある観光資源として育て上げていくことも重要であり、こうした取組を積極的に進め、MICE参加者等の満足度を高めるとともに、周辺地域の振興にもつなげていきたいと考えている。

 

2、LCCも含めた中部国際空港の航空ネットワーク拡充に係る利用促進策について

Q:中部国際空港のLCC路線の拡充に向けて、どのように取り組んでいかれるのか。

A:中部空港においては、国際、国内含めた総便数に占めるLCCの割合は約16 パーセントであり、関西45 パーセント、成田32 パーセントと比較して少ないのが現状。このため、今年9月、中部空港へのLCC便の伸びが期待できる韓国において、チェジュ航空などLCC3社を訪問し、増便、機材の大型化を要請した。あわせて、これら韓国のLCC3社とタイアップして、韓国人向けの訪日観光キャンペーンを実施したところである。また、今年度の新たな取組として、女性に人気の地元情報誌に中部空港のLCC路線と就航先の魅力に関する記事を掲載し、PRした。地域の関係者で構成する中部国際空港利用促進協議会においても、我が国へのLCC便数が多い韓国と台湾、訪日客が多く、中部空港にLCCが未就航であったタイなどを対象に、現地旅行会社を招請するなどの誘客プロモーションに取り組んでいる。こうした取組により、今年度はこれまで韓国・チェジュ航空のソウル線増便、タイ・エアアジアXのバンコク線新規就航などが実現した。今後も、来年1 月のタイ・ライオン・エアの新規就航が予定されるなど着実な成果が出ている。県としては、引き続き、空港会社、地域の関係者と連携し、LCC路線拡充につながるよう継続的に取り組んでいく。

Q:中部国際空港の国際線・国内線ともにアウトバウンドのさらなる拡大に向け、どのような取組を進めていくのか。

A:航空路線の誘致、維持を図っていくためには、インバウンド需要に加え、この地域から海外、全国各地へ向かうアウトバウンド需要をバランスよく拡大していくことが重要である。本県も含めた中部国際空港利用促進協議会では、毎年度、若者の海外渡航を促すため、大学祭等への路線をPRするブース出展、大学での海外渡航セミナーなどを実施している。また、飛行機の旅の良さを広くアピールするため、今年の夏休みには、東海三県の全小中学生を対象に「セントレア空の絵コンテスト」を実施するとともに、航空会社や地元自治体などと連携し、就航先の魅力を伝える国内ツアーなども企画している。こうした取組の結果、中部空港の日本人アウトバウンド旅客数は、今年10 月までの時点で国際線は前年比8 パーセント増、国内線は2.6 パーセント増と、増加基調となっている。今後も、地域の関係者、航空会社とも連携し、就航先各地の魅力のPRなどを通じて、アウトバウンドの拡大に努めていく。

知事:来年度、開業するLCC向け新ターミナルを生かして、今後大きな伸びが期待できるLCC路線の誘致を加速していくことは、二本目滑走路の早期実現を図る上でも極めて重要である。先月14日には、石井国土交通大臣に対し、中部空港へのLCCの就航促進について関係者とともに要請し、大臣からは「中部空港には大いに期待している」との力強い発言をいただいた。空港島では、今年10月にボーイング787初号機展示をメインとする複合商業施設「フライト・オブ・ドリームズ」が開業し、また、来年9月には、新ターミナルに加えて、県の国際展示場「アイチ・スカイ・エキスポ」もオープンする。空港を中心に生み出される新たな交流をLCC就航促進、航空ネットワークの拡大につなげていけるよう力を尽くしていく。