スポーツ庁、テックショップジャパンを調査

調査2日目です。

まずはスポーツ庁から、日本のスポーツ政策の取組について伺います。スポーツ庁競技スポーツ課よりの説明です。東京オリンピック・パラリンピックを所管する所ですが、愛知でも2026年にアジア大会が開催されることもあり、今回調査先にとしました。

オリンピック・パラリンピックのメダル獲得数を示しながら、日本がこれまで取り組んできた政策について説明がありましたが、長らく低迷していた金メダル獲得率がアテネオリンピックあたりからの取組により、ここ数回伸びてきているとのことであります。その契機は水泳の北島選手がいまいちメダル獲得出来ないかあたりから、スポーツに医科学などを取り入れたことにより、世界トップクラスの選手になれたなど、日本のスポーツを医科学的の面から取組ことにより、世界と戦える環境を構築していったとのことであります。

パラリンピックについては、かつて所管が厚生労働省であったこともあり、世界がパラリンピックを競技として力を入れている間に、日本はそれを怠ったため、かつては多くのメダルを獲得出来ていた(ただし1人が多くのメダルを獲得するマルチメダリストの存在があった)が、昨年のリオパラリンピックでは金メダルなしという結果になってしまったようです。

今後の課題としてはスポーツか他国のようにビジネスとして成り立つことを上げていました。例えばコーチが職業として成り立つなどをあげていました。

残念ながら時間が足りず、アジア大会に関してはあまり話題に出来ませんでした。

次に六本木ヒルズのなかにある「テックショップジャパン株式会社」を訪れました。

テックショップとはアメリカ発祥で、いわゆる企業が大金を投資して導入するような機会を揃えたスペースを会員制度をとり、時間単位で利用することができるスペースです。

これにより思い描いたことをひとまず具現化し、それを元に改良を重ねたり、ベンチャーキャピタルに売り込みに行き、出資を得るなど、ビジネスチャンスを大きく広げる可能性を持たせることができるようになりました。

日本にたった3台しかない削り出しの機械、3Dプリンタなど、かなりの種類の機会を導入することにより、あらゆる可能性を引き出せるスペースとなっていました。

アメリカでのコンセプトである、多くのクリエイターが集まる場所に開設するを元に、家賃が高いであろう六本木ヒルズに場所を決めたようであります。ちなみにその隣にはベンチャーキャピタルが数社あるなど、そこで大きなビジネスチャンスが生まれる可能性もあるようです。

ものづくり愛知にとっても是非きて欲しい会社ではありますが、残念ながらこれから広げていくという考えは今はないようです。

非常に充実した2日間でした。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。