愛知県議会9月定例会般質問

愛知県議会9月定例会にて一般質問のため登壇しました。

前回からおよそ1年ぶりの一般質問であります。
1、国内観光の振興について
2、介護予防について


各質問の概要は以下の通りです。

【国内観光の振興について】
Q、県では、県外からの観光客誘致のための枠組みとして、DMO形成にむけてどのように取り組んでいかれるのか。

A、武将観光、産業観光等の愛知ならではの観光資源を活用し、満足度の高い体験プログラムを組み込んだ着地型旅行商品等の観光サービスを提供するための枠組として、県域を包括する愛知県版DMOの創設に向け、準備を進めている。
現在、DMO候補法人として必要な機能を整備するため、来県する観光客の観光行動を分析するためのICTを活用したマーケティング調査、県内観光資源に対する評価情報を収集・分析するシステムの構築、魅力ある着地型旅行商品の造成を行うコーディネーターの育成の3つの事業に取り組んでいる。
また、DMOとしての組織運営上の課題、特にマーケティングの専門人材の確保及び活用、資金確保の方法、着地型旅行商品等の観光ビジネスの展開方法等についても併せて検討を進めている。できるだけ早い時期にDMO候補法人として国に登録し、愛知県観光協会が必要な機能を備えた組織となるよう支援していく。

Q、JRグループのデスティネーションキャペーンを活用して、大型観光キャンペーンを展開すると聞いておりますが、具体的にはどのような事業を展開していくのか。

A、キャンペーン期間を29年度から31年度までの3か年とし、JRグループの協力を得て、全国の主要駅における本県の観光ポスターの掲出を始め、幅広くマスメディア等の媒体に取り上げられることによって、愛知の観光資源の全国的な知名度向上を実現していく。そして、旅行会社による本県を目的地とする旅行商品の造成、販売により、本県への大規模な集客を図る。
29年度には、全国の旅行会社、マスコミ、交通事業者等の観光関係事業者が一堂に会する「全国宣伝販売促進会議」の本県での開催を計画。JRグループの協力を得た全国PRと旅行会社による本県を目的地とした旅行商品の造成、販売を両輪として、県外から本県への観光客誘致を着実に進めていく。

Q、観光資源の魅力を最大限に引き出し、観光の楽しみを増幅させる工夫も必要と考える。そこで最近、観光振興の面でも活用が進んでいるAR技術を本県もさらに活用していくことを検討すべきと考るがどうか。

A、既に県内の観光地や観光施設などでは観光PRの取組が行われている
本県においても、話題の「ポケモンGO」の集客効果の高さには注目しており、その効果を山村及び離島地域における新たな観光振興策につなげるため、10月からキャンペーンを実施する。また、岐阜県と連携して、両県に共通する産業観光、武将観光などの観光資源を有効に活用し、周遊性を高めていく必要があることから、AR技術を活用したモバイルスタンプラリー等の実施について研究していく。

【介護予防について】
Q、今後ますます必要性の高まる介護予防に対して、市町村のプラットフォームとして県の果たす役割をどのように考え、今後どう取組んでいくのか。

A、市町村が今後の超高齢社会に対応した介護予防事業を適切に進めることができるよう、介護予防を支える人材の育成に力を入れながら、新しい総合事業の円滑な運営をしっかりとサポートしていく。

中日新聞[2016年9月30日朝刊]にも取り上げていただきました

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。