被災地の今

被災地を訪れました。

テレビで悲惨な状況を見ましたが、まさにそのままの現状に心が締め付けられる思いでした。

【南三陸町】
避難指定されていたビル。鉄骨コンクリートのビルはしっかり残っていましたが、想像を超える波の高さは屋上まで達しました。

山の奥深くまで津波が押し寄せています。

 

 

【石巻市】
巨大規模の漁港が波にのまれ、冷蔵庫等の魚が散乱し、腐臭を出していました。多くの漁船が停泊していると思い近づきましたが、他県からの産廃回収の船でした。
漁業で多くの人たちが生計を立てる街の現状としては目を覆うばかりでした。

 

 

【亘理町】
平坦な地形の亘理町は内陸深くまで津波が押し寄せていました。
海沿いの松林はなぎ倒され、地盤も下がっていました。

 

避難所で生活している人たち、
仮設住宅で生活している人たち、
被災した家を何とか立て直そうと片付けている人たち、
自分も被災者なのに頑張っている役所の人たち、
全国から集まっているボランティアの人たち、
自衛隊、警察の皆さん。

多くの人たちが平穏な暮らしを求めて、「がんばろう東北」と立ち上がっていました。
私たちも今のこの時にも頑張っている人たちがいっぱいいる事を決して忘れてはなりません。

宮城県亘理町にTシャツ、ズボン、スカートなどの夏物の衣類を届けてまいりました。全国から多く支援物資が集まっているようで、中で対応していた方々も忙しそうでした。
私たちが衣類を届けているとき、夏物の衣料が欲しいと老夫婦が来ました。私たちの届けたものが役に立ってくれたら…少し心が救われた気持ちになりました。

 

 

 

【千葉県浦安市】
液状化現象で被災にあった千葉県浦安市にも訪れました。
街を歩くと所々地盤が沈んでいるところがあり、埋め立て地区の懸念事項を目の当たりにしました。

 

 

震災後3か月立とうとしている今なお、いずれの地区もまだまだ平穏を取り戻すには程遠い現状でした。
被災地の復興に向け日本全体が一丸とならなければなりません。

同時に常滑市でも数十年以内に起こる可能性が高い大震災に対して、市民の生命と財産を守る為の対策をしっかりと打ち出していかなければならないという強い思いを抱きました。

今回被災にあわれた多くの方の思い、目のあたりにした現状を決して忘れることなく、これからの活動につなげていきたいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。