タイへ行きました。

ずいぶん遅くなりましたが友人に当選の報告がしたかったのが一番の目的でした。また彼がオープンさせた商業施設を一度見たかったというのもあります。
テロ脅威に関する注意喚起がありましたが、友人に色々聞いたうえで、予定通り訪問する事にしました。

まず洪水の被害状況ですがバンコク市内は所々に土嚢がありましたが、今は通常と変わらない様子でした。バンコク市内で被害の跡を見に行きました。

集落の中に川と繋がった池があり、写真の様な水門で仕切ってあるのですが、今回その水門を超える量の水が入り込んできて、家々を水浸しにしたそうです。家の門や壁には浸水の跡が残っていました。
また街中の排水システムがまだまだ良くないようで、今回の洪水の前からも所々で下水道工事を行っていたそうで、洪水で中断していた工事がまた再開していました。

この道路も結構大きな幹線道路だったのですが、それでもまだ排水処理ができないような道路で、友人の話によるとずいぶん長い間工事が行われているようです。写真にある段差の高いところは工事が終わったところですが、工事の様子を見ているとあまり進行速度が速くないように思えました。(年配の方々がゆっくり手作業で行っている行程がありました…)
インフラ整備が整っている日本はホントにありがたいと改めて感じました。

またこの日は土曜日にも関わらず、街中に多くの高校生がいたので、タイは土曜日も授業があるのか聞いたところ、通常は休みだけど洪水の影響で授業が遅れたため、いまは臨時で土曜日も登校日になっているとのことでした。

せっかくなのでタイの国会議事堂も連れてってもらいましたが中には入れませんでした。ちょうど開会中で、議事堂の外に大きなモニター画面があり、そこで議論の様子が見えるようになっていました。その中継には手話もありました。

今回、もう一つ友人にお願いがありました。
それは常滑産の海苔を多くの人たちに味わってもらおうと、焼海苔と味付け海苔を持っていきました。

もちろん安い海苔ではないので手軽にどうこう出来るとは思っていませんが、まぁまずは食べてもらおうと。軽い気持ちです(笑)何事もやってみないとわかりませんので…。
彼の商業施設にあるレストランのお客さんに味見してもらえればいんですけど。

家の近くにあるイオン(MaxValue)に売っている海苔を見に行ったら、シンガポールで製造された海苔が売ってました。そんなに安くはないですが、常滑産に比べたら…

そのレストランで、貿易会社の社長をしている彼の友人も加わり「いつか常滑の海苔を運んでね」というような話や、タイや日本の話を色々しながら楽しい時を過ごしました。

恵まれた環境で暮らしている彼らとの写真の後に書くのは申し訳ないのですが、
いつも思うのは、いくら経済が上向き、成長してきている国々といえども街をよく見ると貧しい一面が見えてきます。それがトタン屋根のバラックに住む人たちの姿であり、道路の真ん中でお土産を売る子供たちの姿であり。
それから考えるとホントに日本は恵まれており、素晴らしい国なんだと思います。
日本の中にも色々問題はありますし、変えていかなければいけないこともあります。だけど多くの不満の中には少し我慢すればそれで済む事だってあると思います。
他国のいい部分だけを知り、それを望むだけではなく、影の部分を見ることにより考えなければならないことも沢山あると思います。
また同時に屋台やマーケットなどで、ものすごくパワフルで活気のある様子を見ると、今の日本にもこういう部分が必要なのではと思います。

昨今、議員の海外視察が多くの物議を醸しています。
色々考えなければいけない部分もあるのかもしれませんが、行くことで得るものも多くあると思います。

色々な事が良い刺激になりました!

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。