H&M名古屋

名古屋にスウェーデンのファッションブランドである「H&M」が中部地方初出店という事で、朝から名古屋のテレビ局は特集をいっぱいやってました。

それにしてもすごい行列ですね…。
開店前に若い女性や家族連れが2500人並んだそうです。

同じく大型量販店である日本のユニクロも今や世界の有名ブランド。創業者である柳井正氏は総資産8800億円で世界長者番付にランクインし、日本富豪ランクトップという。

いつの時代でも若い女性が火付け役となりファッション業界は華やかですね。
今は時代を象徴するかのように比較的安価でデザインの良いものが売れるのでしょうか。

ところでこうした安価な衣類はどこで作られているのか。
以前は中国ばかりで生産されていたようですが、いま第2の生産拠点として注目されているのがバングラディッシュです。世界最貧国のイメージがありますが、ここ10年の経済発展は凄まじいそう。人口は1億5千万人を超え、世界第7位。

バングラディッシュといえば2006年にグラミン銀行の創始者であるムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞しました。マイクロクレジットと呼ばれる貧困層を対象にした低金利、無担保融資を農村部などで行いました。このおかげで多くの顧客が絶対的貧困から脱出し、学齢期の子どもたちは学校に通う事が出来るようになったそうです。大規模銀行では女性が融資を受ける事が出来ず、グラミン銀行の借り手の97%は女性だとか。

この業界だけでなく日本の製造業が今どんどん安い労働力を求めて海外へ進出していきます。バングラディッシュに限らずカンボジア、ミャンマー、ラオスなど。
安価な商品と引き換えに、国内の雇用は…という心配が。

気がつけば「Made in Bangladesh」に行列が出来る時代なんだなぁ…。
(生産地はバングラディッシュに限らず中国、トルコ、インドなど他にも様々だと思います)

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。