中国宜興市を訪問し、友好都市提携に向けた張立軍宜興市長との会談をはじめ、市内の施設や企業等を視察しました。
宜興市は江蘇省無錫市にある県級市ではありますが、人口は130万人、陶磁産業が盛んですが、近年はエコ関連産業やケーブルが全国一で、経済発展著しい元気のあるまちで、政府がつける行政ランキングは全国7位だそうです。現在は上海から車で4時間弱かかりますが、数年後には新幹線が開通し、45分で移動できるようになり、さらなる発展が期待されています。
これまで焼き物業界が友好を深めてまいりました。1878年、常滑焼の陶祖である鯉江方寿が宜興の金士恒を招いて急須づくりの技法を学んだことが始まりであり、常滑焼の急須のルーツであります。以来、常滑と宜興の交流は業界の努力により育まれてきましたが、今回常滑市と宜興市という行政間で、正式に友好都市提携をして、焼物をはじめとする産業・経済・観光面において、両市の相互発展を目指すことを確認してきました。正式な調印は本年10月に行うこととなります。
張市長には翌日、宜興市庁舎を案内していただきました。よく使うという会議室は500人ほど人が入れるらしく、いったいどれだけの規模の会議を繰り返すのか…。下の写真、後ろに見えるのが市庁舎の一部です。
以下、今回訪問した施設や企業、お会いした方の一部を写真でご紹介します。