柴船権現神社大祭

常滑市市場区の祭礼である「柴船権現神社大祭」にお招きいただきました。

柴船権現神社の由来
天正十年(1582年)京都本能寺の変の際に、堺に滞在中の家康公は急ぎ岡崎城に帰るため、伊賀山中を越え、伊勢白子の浜から柴船に便乗して常滑の浜に上陸、市場村にしばらく滞在し身の安全を確かめた後、三河の大浜港に無事帰着することが出来ました。
知多半島を去るに際し、世話になった市場村の八兵衛に、家康公が常にお守りの神として護持していた観音像を下賜されました。後に八兵衛は家康公から領地、名字を賜り、名主衣川八太夫としてこの地で権現さま(家康公のこと)をお祀りすることを許されました。
以来、衣川家が中心となり、三百年の長きにわたって柴船権現は守られてきました。
大正十一年(1922年)に衣川家は市場字に祭主を移譲し、その後、この社が常滑町民の賛同を得てこの場所に建立されました。
それ以降、現在に至るまで、地域を守る霊験あらたかな神社として大切に祀り続けられてきました。家康公の命日である旧暦四月十六日の直前の土曜日に市場区が大祭を行っております。

という大祭であります。
この地区は春には山車の祭礼がありますが、こういった大祭も地域で脈々と続いています。地域の皆さんに感謝申し上げます。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。