明治用水などを調査

農林水産委員会の県内調査が行われました。

①明治用水会館、水のかんきょう学習館
明治13年に開削された明治用水は安城市を中心に8市の台地を潤す血脈であり、用水路約300km、排水路約100kmで、付帯施設等合わせて組合員(農家)13,167名で管理運営している。
明治用水の完成後、農業は目覚ましく発展し、水田面積2300haが明治40年には8000haとなった。以来現在に至るまで県内でも農業が盛んなエリアとなった。

併設の水のかんきょう学習館では、子どもたちに「水」、「農」、「食」、「環境」について楽しんで学んでいただく。また同施設には昨年皇太子殿下、同妃殿下もご視察された。

先人たちの思い、そして治水の大切さを改めて感じる機会となりました。

②明治用水篠目童子発電所
東日本大震災以降に設置された小型水力発電。現在は発電したものを蓄電し、子どもたちの安全確保のため、夜間に暗い橋を照らす照明に利用している。

③かんがい排水事業 中井筋依佐美地区、水環境整備事業 中井筋1期地区
農業用の排水路を改修することにより、地域の湛水被害を防止するための事業であります。平成12年の東海豪雨の時も、当該地区は大きな被害を受けました。この事業により農業経営の安定を図ります。

④経営体育成基盤整備事業「堀割」地区
西尾市にあるこの地区の農地は、区画も小さく、農道も狭かった。このため、農地区画を大きくし、担い手農家の農地集積と大型機器の導入を促進するとともに、排水路を改修して水田でも麦や大豆などの作付をできるようにし、経営の規模拡大と安定化を図るための事業であります。現在までで94.2%が完了しており、平成28年度にはすべて完成する予定です。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。