厳しい就職内定率

来春卒業予定の大学生の就職内定率は、10月1日現在で、前年同期に比べて4・9ポイント減の57・6%で、調査を始めた1996年以降で最低となったことが、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。短大生も6・5ポイント減の22・5%で、同時期では過去最低。(中日新聞webニュース)
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010111302000018.html

数字でみると改めて大学生の就職活動の厳しさが伝わってくる。
生まれてから両親に大事に育てられ、小学校・中学校での義務教育、高校受験、大学受験。たくさん勉強し、受験のために多くの努力をし、「さぁ、一人前の社会人になってこれからも頑張ろう。」と、意気込んだところでつまずく。若者にとっては希望をもって社会へ出ようとしているのに、自分では努力のしようがない現実に突き当たる。

菅政権の肝いり政策にも若者の雇用支援があり、8月末には「新卒者雇用・特命チーム」も設置されており、また平成22年度厚生労働省補正予算案にも盛り込まれています。

その予算案では雇用・人材育成に3,170億円、うち新卒者・若者支援に500億円が盛り込まれており、これからの未来をになっていく若者のためにも重要な予算ではないかと思っています。

政治が若者に一からレールを引いてあげる必要はないと思います。しかし、チャレンジする事の出来る環境だけは整えるべきだと思います。景気対策と言う大きな枠から新卒者・既卒者・ニートへの個々の支援まで、課題は山積みですが、未来を担う若者に元気を出してもらう事が、日本の元気にも繋がっていくのです。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。