ドラえもんの誕生日

移動中の車内でぼーっとしていてふと、ドラえもんの誕生日まであと3ヶ月というのが浮かんできた。

調べてみるとあと100年と3ヶ月。2112年9月3日がドラえもんの誕生日のようです。
考えてみればまだタケコプターもどこでもドアもタイムマシーンも開発されていない。

少し上の世代の人たちは大阪万博で近未来を描いた世界を見たり、鉄腕アトムなんかでタイヤのない車が走る未来都市に思いをはせたり。

そんな世代が高度経済成長期からバブル崩壊への過渡期を経験し、時代から受けた裏切りから、めっきり夢や憧れの世界を描き、語ることの少なくなったいま、子どもたちはどんな夢や希望を持てるというのだろうか。
今の社会が見捨てがちな無関心な若者たちはそんな時代の犠牲者だと思う。

縮小社会の中にあるいま、バブルの幻を取り戻すことは難しいかもしれない。政治も企業も地域社会も、こんな時だからこそ明るい話をして、バブルを知らない子どもたちに今よりもっと夢や希望のある世の中を用意してあげればいい。

子どもの頃に憧れたドラえもんの道具を開発するまでにまだ100年の猶予があるようです。
私は使うことの出来ないドラえもんの道具を未来の子どもたちに思う存分使って欲しい。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。