常滑市戦没者慰霊祭にて思う

常滑市戦没者慰霊祭が挙行され、1,256柱の御英霊に哀悼の誠をささげさせていただきました。

戦後、先人やご遺族の多大なるご苦労により、日本は世界の中でも有数の経済大国になりました。今でこそ、中国やシンガポールなどアジア諸国の目覚ましい発展により、かつてより経済における日本の影響力は弱まってきましたが、今なお平和で豊かな日本で暮らすことができていることに、この国の平和と繁栄を願い散華された御英霊のおかげと、深く感謝申し上げます。

常滑市も焼物産業で繁栄し、13年前には中部国際空港が開港し、今では空港島やりんくう地区には多くの商業施設やホテル、工場など、また2019年には愛知県国際展示場ができるなど、かつては考えることのできないような発展を遂げ、今なお進化し続けようとしています。

ただ、この経済発展の代償なのか、日本中でかつてと比べ隣近所の関係が希薄化し、大家族制度が崩れ、親が子を子が親を殺めるという悲惨な事件も後を絶ちません。

戦火の最中、祖国の繁栄を願い、家族のしあわせを願って国の礎となった御英霊が、今の日本の姿を見たときにどのように思うのか。そして私たちまちづくりに携わる者が胸を張って御英霊に報告することができるのか。戦没者慰霊祭は私に自問自答の機会を与えてくれます。

これからも不断の努力でこの国の、この地域の平和と繁栄のために、尽くしてまいります。