隣町の防災担当官

会派「創造未来」で武豊町の小島防災担当官に話を伺いに行きました。

以前一般質問を行ったことがありますが、防災担当官は自衛隊のOBの方々を自治体で採用し、自己完結型の自衛隊で得た知識を防災に生かしてもらうもので、東日本大震災以降、多くの自治体で採用されています。常滑市は今のところ採用する動きはないようですが、話を聞くとやはり素晴らしい専門官だと感心しました。

武豊町へ採用されたのち、まず取り組んだのんが職員の対応マニュアル、防災組織の整備、防災訓練の見直しだそうです。

職員のマニュアルは一人一人の職員に役割を与え、マニュアルに記名もしてあるそうです。また休日や夜間といった時は、役場に駆けつけれた順番に役割を与えれる仕組み作りをし、一刻も早く対応できるようにしたそうです。

防災組織は各字に自主防災会を設置し、毎年変わる区長さんをトップに据えるのではなく、防災委員長といった長を置き、継続的に取り組めるようにしたそうです。防災連絡会では区長ではなく防災委員長らが出席し、各字の情報を共有しているそうです。

防災は最終的には自分や近所での助け合いが一番大切かと思います。しかしながらそういった防災意識を向上させる仕組みや、職員が汗をかける仕組みを作っていくのは行政の責任であり、そういったことを怠るのはただの地域丸投げになってしまいます。

大切なことです。しかりと取り組んでまいります。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。