百聞は一見にしかず

浜岡原子力発電所を視察しました。

何よりも現場を見ることが大切だと思っており、会派創造未来で浜岡の視察に訪れました。

到着してまずは浜岡原子力館にてIDの確認と原子力発電の仕組み、安全対策、地震対策、津波対策などについて説明を受けました。
IDの確認ですが、テロ対策などを含め、入場に際し非常に厳重に管理されています。ですからいきなりいっても中には入れてくれません。

一通り説明が終わり、館内の実物大の原子炉や防波壁を見学。
その後金属探知機をくぐり、現場へ入っていきますが、非常に物々しい雰囲気に包まれています。この先はカメラや携帯などを持ち込むことが出来ません。

5号機までありますが、現在安全対策を考えた結果、1号機と2号機は廃炉となっており、3~5号機が停止状態だそうです。内部を見学した5号機は定期点検中で、炉が開いている状態でした。

総工費1400億円をかけて行っている安全対策は、
敷地内へ浸水を防ぐ→新しい防波壁など
建物内へ浸水を防ぐ→水密扉への取り替えと強化扉の新設など
緊急時対策の強化→冷やす機能を確保「注水、除熱、電源供給の確保」など

その他、配管や排気筒などに支えなどを取り付け、耐震性を高める取り組みも行われていました。

今回、実際に浜岡を見せて頂き、福島での事故を踏まえた安全への取り組みについては率直に評価できるものだと思いました。
しかし新たな想定21mに対し、まだまだ安全対策への継続した取り組みが必要かと思います。

なかなかテレビでは見ることのできない生の現場を確認することが出来たのは大きな収穫かと思います。何かしらの判断を迫られたとき、テレビや新聞など、人から与えられた情報だけでは決して正しい判断などできません。今後も現場主義でなければ!

◆中部電力
http://www.chuden.co.jp/

◆中部電力「浜岡原発地震・津波対策」
http://hamaoka.chuden.jp/provision/index.html

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。