未来に責任のある政治の実行

第4回市議会定例会が終了しました。

どうしても腑に落ちない議案が1件あったので反対しました。新常滑市民病院の建設にあたり、残土を処理するというものですが、そこに至る経過の説明不足、見込みの甘さなど、再生プランにより市民と行政が一丸となって取り組んでいる最中に、これまでの努力を無駄にするような今回の一連の経緯を踏まえ反対しました。大いに期待している新市民病院事業、その第1歩にあたりこのような反対をすることは非常に残念でなりませんでした。

結果的に賛成多数となり、この議案は通過しました。
しかし、この先を考えたとき、今回の一連の出来事がプラスに働く事を切に願っています。

私が議員になってから1年と8か月、常滑市の財政の厳しさを目の当たりにすることしかない月日でした。しかしながら臨海部への企業進出、保育園など民間活力の参入などが決まり、一縷の光も見えてきました。
私は過去の事には何も言わないようにしています。「あの時こうしておけば良かった。」いくらでもあります。選挙に出るにあたり、職を退かれたくらいの齢の方に何十年も前の話を持ち出され、怒られたとき、無責任な方もいるもんだと呆れました。
私は今からこの常滑で生きていく皆さん、新興住宅地に家を建て、この土地で一生を過ごす決意をした皆さんが、あの時家を買わなきゃよかったと言って欲しくない、買ってよかったと言える常滑市にするんだとの思いで議員になる決意をしました。
「ずっと常滑。」というキャッチフレーズはそんな皆さんの決意を代弁したいという気持ちの表れです。(決して常滑にずっと住んでいる地元人間だぞというアピールではありません。私は外国も含めふらふらしていましたから。)

物事を前に進めるうえで苦しい決断ではありますが、市民の皆さんに顔向けできないようなことがないよう、自分の中で精査し、今回の結論を出しました。

「未来に責任のある政治の実行」

一歩ずつしかできませんが、初心を忘れず取り組んでまいります。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。