半田市の市民税減税を延長せず

今日の新聞で隣の半田市が市民税減税を延長しないとの記事を見ました。
昨年の選挙で、名古屋市長に追随してスローガンとなり、現市長が当選しました。

当時から市民税減税というものに、非常に違和感を覚えていました。
昨今の地方自治体の財政は決して楽なものではありません。
その中で、どのように予算を割り振り、市民生活を向上させるかが行政の大きな使命だと思っております。

市民の皆さんから納付して頂いた大切な税金を10%そのまま返すというのは、行政の責任放棄ともとれます。
付託された税金を、いかに多く還元できるかに、行政の手腕が問われるところです。
税金としてお預かりしたものを、市民の皆様にとってそれ以上の価値あるものにしなければいけません。

今回、交付団体に転落した事により、減税は延長されませんでした。
厳しい地方自治体の財政ですので、市民気を引くための政策ではダメです。
財政政策は持続可能な政策でなければ意味がありません。

確かに選挙に勝たなければ、例え素晴らしい政策であっても、実現が困難かもしれません。
だからと言って選挙に勝つ為の耳触りのいい政策では、この国は良くなりません。
行政も議員も市民国民も、その事をしっかりと腹に落とし、行動していかなければ、この国の未来は本当に厳しいものになると思います。
皆さんの生活も、次世代の未来も、もう待ったなしです。
確固たる信念で頑張らなければなりません。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。