矢田地区の伝統行事である「虫送り」に参加しました。
愛知県の無形民俗文化財に指定されており、地域にとって大切な行事です。松明の火により虫を駆除し、豊作を願うものであります。またこの地域では駆除した虫を供養する、虫供養という行事もあります。
自分たちの食べ物のために殺生した虫を弔う。私たちは自然の循環の中で生かされている、そんな先人たちの思いや行動を、こうして時を経て受け継いでいる地域の伝統は、今こそ大切にしていかなければならないものだと改めて感じます。
今を生きる私たちはそうしたシンプルで、大切なことを、世の中が便利になりすぎて忘れてしまいがちですよね。
子どもたちにもこうした地域の伝統を大切に思って欲しいです。また大消費地である都会の子どもたちにこそ、こうした伝統や食べ物の大切さなどを伝えられるようになるといいですよね。日本の農漁業を守るためにも必要なことだと思います。
ご準備いただいた地域の皆さま、ありがとうございます。