費外国人留学制度についてディベート

自民党愛知県連青年部常任委員会が行われました。

会議の後、政務調査会主催による勉強会が行われ、「国費外国人留学制度」に関し、制度自体の賛成反対に分かれ、ディベートを行いました。

国費外国人留学制度とは、日本と世界各国相互の教育水準を向上させると共に、相互理解、国際協力の推進に貢献することを目的に1954年に創設されたもので、先行された留学生に対し、さまざまな奨励金を支給する、文部科学省所管の制度です。

平成26年度予算
日本人で留学した人への支援:約86億円
日本の国費で外国人留学生を日本へ招待:約270億円

肯定的意見
・日本人が日本にいながら各国の文化を理解できる
・ODAとして意味がある
・外国に日本の良さを知ってもらう人材となってくれればよい
・東南アジアなどの閣僚に日本留学経験者もおり、外交交渉がしやすい

否定的意見
・日本国民から集めた税金を外国人に使うのはおかしい
・不法滞在者増加や、治安悪化の懸念もある

青年部には大学生もおり、現役ならではの意見も出るなど、自分にとっても刺激となる良い機会でした。

現在、文部科学省は「トビタテ!留学JAPAN」という名でグローバル人材を育成すべく留学支援キャンペーンを行っています。一般質問でも国際理解教育に関してさせて頂きましたが、ボーダレス化の時代に対応できる人材育成は大切なことだと思います。これからは日本人に対する留学支援予算も増えていくのではないかと期待しています。

世界に開かれた文化都市を目指す常滑市も、未来への投資としてグローバル教育施策に積極的に取り組んでいくべきだと思います。

◆文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」
http://www.mext.go.jp/ryugaku/

◆文部科学省「国費外国人留学制度」
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/06032818.htm

昨日の会議の様子

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。