INAXの名前がなくなる日

住生活グループは1日、傘下のトステム、INAX、新日軽など5社を来年4月1日に合併し、新社名を「LIXIL(リクシル)」にすると発表した。各社の管理部門やショールームの統合を進め、経営合理化を図る。

INAXは1924年、伊奈長三郎氏により伊奈製陶株式会社として創業されました。土管やタイルなどの焼物工場として運営されていました。1985年、当時の伊奈輝三社長の下、さらなる飛躍を遂げるための決意表明として、社名・ブランド名を「INAX(イナックス)」に変更しました。その後、常滑市の象徴企業として市民に日本に、そして世界へと広く知られる企業となりました。

今回の発表では、ブランド名のINAXは残るとのことですが、常滑市にあるINAXの看板がなくなると言うことで、私たちの小さな頃から見かけたものがなくなってしまうのは大変悲しい事です。

 

常滑市の花火大会の最後はいつもINAXの大スターマイン。それも来年からは違う名前になるのか、はたまたそれすらなくなってしまうのか…。

3年前、代議士のお供で中国に行きました。その時、会長職を退いた伊奈輝三氏と奥様もご一緒で、飛行機では席が前後でした。フライトアテンダントがまず伊奈氏の所へあいさつに行ったときに、「やっぱりすごいひとだなぁ」と思いました。そんなすごい人と旅の中で多くの時間を共にして頂いたことは大変素晴らしい思い出でした。

不況の続く大変な時代です。
以前、小泉元総理の有名な言葉である「改革なくして成長なし」
いろいろな意見があると思います。しかしこの言葉の意味、私は間違いないと思います。今回だってINAXが生き残るためにINAXでなくなるのです。そうしてでも生き残らなければ意味がないのです。

自治体も昔からの慣例を楯に何も行動しなければ成長もできないし、生き残る事すら出来ないご時世です。何が大事なのか?それを今一度考え、そして行動しなければならない時期だと思います。

私の義父は昨年までINAX一筋の人でした。
こんどお酒でも飲みながらゆっくり思い出話を聞いてみたいと思います。
義父はお酒が飲めませんが…(笑)

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。