昨日、地元区厄才の方々による餅投げが行われました。
餅投げはホントに多くの方が集まってきて、地域団結の素晴らしい機会ですね。
以前から何度も餅投げに参加しましたが、今年はふと「粋だなぁ…」と見入ってしまいました。
東日本大震災のあと、日本人の譲り合い、助け合いの精神が世界中から絶賛されました。私もその姿に感動しましたし、日本人でよかったと改めて思いました。その気持ちが残っていたのか、普段なんとなく見ていた日本の伝統行事がいつも以上に良く見えてしまったのでしょうか。
「粋」
日本の美的観念の一つだが、茶道の中で生み出された高踏的な「わび」「さび」に対し、「いき」は庶民の生活から生まれてきた美意識である。(Wikipediaより )
「花の慶次」という漫画の主人公で前田慶次という人物がいるのですが、本当の人物はどうだったのか知りませんが、漫画中の彼は粋という言葉が一番しっくりくる人物だと思います。かっこいいですね~!
漫画の最後のシーン、旅立ちの時にしんみりするのではなく歌を歌い、踊りながら銭を撒く。粋な慶次の最後の別れ姿が、本日餅まきをしている厄才の皆さんの粋な姿と重なっていました。