カレログ

携帯各社からでる新製品におけるスマートフォンの割合がホントに多くなってきました。いわゆるガラケーの方が使いやすいかもしれませんが、スマートフォンの最大のメリットはアプリケーションをダウンロードし、自分の使いやすいよう無限にアレンジできるメリットがあります。また流行りのクラウドサービスを使えば自宅のパソコンと携帯電話を繋げることができ、多くの情報を持ち歩くことが可能になったのもスマートフォンが躍進した理由の一つかもしれません。

アプリですが、いまや多くの企業も開発に携わり、世の中には数えきれないほどのアプリであふれています。役に立つものもいっぱいありますが、実にくだらないものも沢山あります。

その中でいま話題になっているものに有限会社マニュスクリプトが提供する「カレログ」というアプリがあります。

カレログは家族や恋人が現在どこにいるかをスマートフォンのGPS機能を用いて把握する位置情報通知サービスで、あらかじめ家族や恋人のandroid携帯電話にアプリをインストールしておき、追跡はweb上で行うことができるというものです。
これを使うと恋人の現在の位置、通話記録やバッテリーの残量等が分かってしまうというのです。

利用には本人の同意が必要ですが、恋人が知らない間に勝手に導入することも可能で、多くの批判が寄せられたため、現在は通話記録に関するサービスは提供を中止していますが、まだまだプライバシーや人権保護などの観点から見直すべき点も多くあるようです。

このアプリ、セキュリティーソフトを扱うマカフィーは同サービスの利用時にandroid端末にインストールされるアプリをスパイウェアソフトと認定したそうです。
また9月13日の閣議後の記者会見で川端達夫総務相は個人情報保護の観点から問題点を検討する方針を明らかにしたそうです。

便利さを求めると様々な弊害があるものですね。

自分が監視されていると思うと・・・恐ろしいです。

◆カレログHP
http://karelog.jp/

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。