リオデジャネイロにある国際展示場「リオセントロ」を調査しました。
リオセントロはリオ市の中心部から少し離れた郊外に位置する南米最大の展示場です。4つのパビリオン、コンベンションセンター、常設の座席がある劇場からなる国際展示場です。1977年に開館し、2007年にはパンアメリカン競技大会が開催され、その際に、リオ市はリオセントロの運営権を売却しました。
その運営権を購入したのが、来年オープンする愛知県国際展示場「アイチ・スカイ・エキスポ」を運営することとなる「GLイベンツ」です。GLイベンツはリオセントロをただのイベントの受け皿としてとらえているのではなく、イベント産業の成長や、リオ市の観光に寄与しようと努力しているとのこと。連邦・州・市と密接な連携をとって運営しているとのことでありました。
また、展示所を管理するにとどまらず、自主的なイベントを企画したり、イベントに必要な例えばテントなどを組み立てる事業も展開しているとのこと。さらに、展示会に欠かすことのできないホテルの必要性を感じ、現在は隣接地にホテルを建設し、ホテル運営も行っているとのことでした。
準備期間も含めた催事カレンダーを見ると、かなりの日が埋まっており、日数稼働率かと思いますが、90%と言っていました。
出店者も含めた展示会参加者が仕事以外の時間をどのように過ごしているのか尋ねると、隣接したホテルには様々な食事スペースがあり、またジムやインフィニティープールなどを利用している。また近郊のショッピングモールやビーチなどにシャトルバスを出すことにより、利用者にも喜んでもらっているとのことでありました。
来年、空港島にオープンする「アイチ・スカイ・エキスポ」に今回の調査をいかしてまいりたいと思います。