防衛議員連盟にて東松島市へ視察

自民党愛知県議員団防衛議員連盟にて東松島市へ視察へ。

当日は名古屋市会、北名古屋市議会の皆さんと共に、小牧航空基地より輸送用のC130Hに乗り込み、座ったことのない背中がハンモック状態の簡易椅子に座り、1時間40分程度で宮城県松島基地へ。東日本大震災時には航空機が流される映像がありましたが、まさにその場所であります。第十一航空隊の建物には、津波の高さを示す表示や、機体点検のために他の期待と一緒に九州へ行っていなかったブルーインパルス2号機の垂直尾翼がオブジェとなっているなど、震災の記憶が随所に残されていました。

私たち視察団には東松山市の職員さん、そして石巻市の震災時の消防団長さんにもご同行賜り、当時の状況や震災復興の様子、自衛隊の皆さんとの協力など、様々な話をお伺いすることができました。

震災で被害にあった小学校2校が統合してできた「宮野森小学校」を訪問しました。ほぼ木材で造られたこの学校は、県産木材の減少に悩む愛知県における、公共施設への木材利用の参考となりました。特に体育館の造りは素晴らしく、高山市から職人さんに来てもらったという話を聞きました。

その後、再度松島基地へ戻り、ブルーインパルス4機が訓練を行うとのことで、その様子を見学させて頂きました。初めて間近で見るブルーインパルスの姿は、とても迫力のあるものでした。震災後、松島にブルーインパルスがしばらく戻れず、東松島市のシンボルがない状態が続いたようです。大空に描く飛行機雲の絵に、復旧を感じた市民の皆さんがいたのだと思います。

久しぶりに訪れた被災地であります。東松島市もあと100戸の復興住宅建設で、住宅復興へのめどが立つとのことでありました。一歩づつではありますが、復興が確実に進んでいる様子を見ることができました。一方で、震災復興まで10年と決められた期限まであと3年余であります。まだまだやらなければならないことも多く、これからも東北の皆さんに寄り添い、支援していかなければならないと感じました。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。