与謝野経済財政担当相が復興財源は「(所得税や法人税など)基幹税増税だけでは厳しく、たばこ税増税や、競馬などを対象にしたギャンブル税導入なども検討すべき」との考えをしめしました。
もちろんまだ具体的には何も描かれてはいないと思いますが、ギャンブル税増税と聞き、どのようなものかわからないがそれはやめて欲しいと思いました。たばこ税や酒税と同じように取り易いところから取ればいいという感じをうけました。
そもそも公営ギャンブルは売り上げのうち25%くらいは胴元に控除され、残りを配当として受け取ります。つまり参加した人のうち何人かは必ず負けることになります。宝くじは50%ちかく控除されるのかと思います。公営ギャンブルは売り上げだけ見れば必ず胴元が儲かるようなシステムになっています。
そんな事は承知で公営ギャンブルを楽しんでいるファンに、さらに税金を課すというのはいかがなものかと思いました。
もちろん今でも一定額を超えた配当には税金がかかり、確定申告にて申告するのだと思いますが、はたしてどれだけの人が申告しているかは…
おかしいのは一年間のトータル差額ではなく、1レースの配当ごとに税金がかかるため、トータルでは大きくマイナスでも、当たった時は税金を払わなければいけないシステムです。
それ以外にもさらに税金を課すとなると、ギャンブル離れがどんどん進んでしまうのではないかと懸念します。
いま全体的に公営ギャンブルの売り上げが低迷する中、BOAT RACE常滑(常滑競艇)でも職員さんがさまざまなアイデアを出し、売り上げの増加や来場者数増加の為に努力しています。
最近ではtwitterなども使い、新たなファン層の獲得にも取り組んでいます。
そういった職員さんたちが努力してコツコツ頑張ってきたものを、思いついたかのような政策で無にするような事だけはやめて欲しいなぁと思います。
とはいうものの、まだ何も中身がわからない(決まっていない)話です。
これからどのような形で進んでいくのか、しっかりと注視していきたいと思います。
■与謝野経財相「復興と一体改革、同時にギャンブル税検討を」(毎日新聞)
http://p.tl/8nGL
■BOAT RACE常滑
http://www.tokoname-kyotei.gr.jp/