常滑のポケモンGO

常滑市における「ポケモンGO」、すこし時間のたった話題かもしれないが、今なお常滑駅を中心とし、常滑市役所やボートレース常滑周辺には昼夜関係なく多くの老若男女がモンスターを追い求めている。

ポケモンGOは2016年7月にリリースされたスマートフォンを利用したゲームアプリで、リリースと同時にダウンロード数を重ね、スマホの位置情報機能を利用し、スマホの中という仮想と現実世界の位置情報を重ね合わせたAR機能を利用したゲームとして、街中がスマホを見ながら歩き回る人たちで溢れかえるという社会現象となりました。

日本より先にリリースされたアメリカなど海外で起こった同様の社会現象をニュースなどで見たが、その段階ではどれほどのもので、どれ位の人が日本でのめり込むのか分からなかった事もあり、奇妙なニュースだと思う程度でしたが、まさか日本も全く同じような現象となり、まさか居住区である常滑市でもその光景を見ることになるとは全く想像できませんでした。

当初は名古屋市にある鶴舞公園が、ポケモンGOの聖地と言われていましたが、最近のネットでの情報によると全国でのレアポケモンの出現ランキングにおいて1位の東京ディズニーランドに次ぎ、2位が常滑駅であるとのデータを見ました。

それ故か、常滑駅には連日見たことのなかった光景があり、一度何処かにレアポケモンが出たという情報が出ると、それらの人たちがぞろぞろと大移動をするという、これまた見たことのない現象が起きています。

常滑が有名になり、多くの人たちがこの地へ訪れてくれる。それは政治に携わるものとしてこれまでもこれからも考え、そして願ってきたことであります。そこには大きなビジネス機会も生まれるでしょうし、地域での消費が増え、大きなメリットがあるのかと思います。
一方で、常滑駅は交通の要所であり、電車、バス、タクシーなど交通機関を利用する人たちで通常から人の多い場所であり、一定数を超える時、例えば花火大会時などでは機能不全になりがちですが、そういった状況が常態化するのであれば何らかの対策を立てざるをえないというのが現実であります。

こう言った話には常に両面からの見方があり、大きなビジネスチャンスである一方、市民生活に支障をきたすとなるわけです。

以前から少し疑問に思うことがありました。
東京などで大人気のラーメン店が、行列により近所に迷惑をかけて閉店するという状態です。ビジネスとしては大成功なのに、それを求める人たちがあまりにも多く、そして地域の皆さんに迷惑をかけるという形で、本意ではないでしょうが閉店しなければならない。
いまいち腑に落ちないと思っていましたが、今の常滑駅周辺でのポケモンGOによる状態を考えると、何だか分からなくもない話だなと感じます。

現在、常滑市はポケストップと呼ばれるものを1か所削除し、そしてあと数か所削除申請していると聞きました。今後どうなっていくのか分かりませんが、ポケモンGO愛好者、そして地域の皆さんにとってウィンウィンとなることを願っております。

最後に、私もポケモンGOをダウンロードし、数日間やりました。やらない者が何も言えないと思い試しましたが、自分にはどうやら向いていなかったようです…


写真の日は少ない方です

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。