言葉の暴力

東京都議会での女性議員に対するヤジ。

議場で発するヤジとしては全くを持って理解できないヤジであり、面白おかしく発言したことが、時に人を大きく傷つけるということを、発する言葉に最も責任のある立場である議員が軽々しく口にすることは到底許されない事だと思う。

謝って済むというものではないかもしれないが、まずは直ぐにでも謝罪することが人として必要だと思います。

この一件に関して報道も熱を増す中、本日、某朝の報道番組の中で、某コメンテーターが、地方議会なんてどこもこんなもんだとか、某県の議会を傍聴したことがあるが、同じようにおじさん議員がヤジをうるさくしていた。地方議会のレベルは低すぎるとか、だいたい地方議員は世襲だとか…(←議会の品位とは何の関係もない)

一部を見て、さもそれがすべてだという手法で視聴者を扇動する彼ないし、マスコミのやり方も大きな疑問がある。2014年4月現在で、地方自治体は1,741あり、その全てを対象にした物言いをしたが、はたしてそれが正しい報道なのか…。

常滑市議会でもごく稀にですがヤジは出ます。それは市の一般事務から外れた質問をした時、質問の通告から著しく外れた話をした時、事実無根のデータを正しいものとした時。いずれも議会のルールから外れた時です。

普段はほとんどありませんし、今議会でもありません。

彼が地方議会を十把一絡で失格の烙印を押したが、彼のせいで1,741の地方議会がそのような目で見られてしまう可能性も大いにあるわけで、都議会のヤジとは違いますが、それもまた事実無根の言葉の暴力なのではないでしょうか。

いずれにせよ、今回の都議会の一件は議会人としても、人としても大きな問題であり、速やかに解決されるよう願っています。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。