偏った報道

埼玉県入間市立扇小学校で、6年生担当の男性教諭(59)がサイコロに「キス」「鼻くそ」などと書き込んで「セクハラサイコロ」と名付け、忘れ物をした児童らに罰として振らせていたことが26日、わかった。

このような報道がありました。
まず最初に言わなければいけないのは、この教師の行為は決して良い事ではなく、方法としては間違っているということ。いくら子供たちのことを考え、楽しみながら礼儀やマナー、集団生活などを教えるにしろ、その方法は教師が行なうものとしては間違っています。

今回、この事件を通して私が感じたことはこの事件そのものではなく、たまたま私が見た民放局の朝のニュース番組での報道のあり方について、おかしいのではと思いました。

放送内容はこの事件のVTRが流れ、その後コメンテーターらが意見を言うというよくあるパターンのものでした。VTRの内容は、教師がしてきた行為、セクハラサイコロとは何か、生徒たちのインタビューと言った内容でしたが、当然のことながら教師がどれほど酷い事をしてきたか、という内容でした。それを見た時、私はこの教師は何をしているんだと憤慨しました。その後のスタジオでコメンテーターの一人が、言った一言の後の番組進行役の返答に驚きました。正確にはどう言ったのか忘れてしまいましたが、おおよそ次のような内容でした。

コメンテーター 「(その事件は)実際はどうなんですか?」
番組進行 「実際は先生は面白い人だと言っている生徒もいます。ただ今回の報道は…」

もしそのコメンテーターが実際は?と聞かなければその面白いという生徒の意見は伝わることなく、マスコミによって作られた100%の悪人教師が出来上がってしまいます。もちろんその教師は100%悪いのですが…

事件にしろ政治にしろ、マスコミのあまりにも偏った、また好き勝手な報道で多くの国民の皆さんをマインドコントロールするやり方を改めていかがなものかと思った一幕でした。ニュースなどの報道は視聴率を獲るという考えではなく、事の真実をそのまま伝えてくれればよいと思います。判断するのはマスコミ自身ではなく、報道を見た国民と裁判所だけで十分です。

最近の話だと、厚生労働省の村木局長の件があります。最初マスコミはこぞって村木さんを悪者扱いしました。真実は…ご案内の通りです。
皆さん、マスコミの偏見報道を許しますか?許しませんか?

世の中に与える影響の大きさに責任を感じ、公正な報道をするよう強く求めたいと思います。

※番組のシチュエーション、発言内容はうろ覚えなので正しくないと思いますがご了承ください。

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。