ネット選挙解禁だけでいいのか

ネット選挙が今夏の参議院選挙より解禁される見通しだという。

いいことです。少なくとも自分はウェブサイト、ブログ、ツイッター、フェイスブックを使うので、それらで選挙運動が出来るという事はありがたい。匿名による誹謗中傷がネット選挙解禁の足かせになっているという話もあるが、選挙運動以前に中傷される可能性があるし、そんなことは大した問題じゃない。

それよりもネット選挙を解禁するだけでなく、アナログ的な部分も同時に話し合う必要があるのではないかと思いう。ネット選挙解禁により、ネットを活用できるかどうかで選挙に有利か不利かという話がある。自分の見解としては大差がないと思う。実際に選挙で投票するときにブログやツイッター、フェイスブックを参考に一票が入るのは非常に限られた部分だと思う。

ネット選挙を解禁すると同時に、紙媒体による演説会告知や動員など、ネットでできるのに紙媒体でできないことがあってはならない。それこそ不平等というものだ。

デジタルの解禁に合わせてアナログの解禁がなぜ議論にならないのか。それこそがよっぽど大きな問題だ。ネットで投票をお願いできるというのなら、戸別訪問も認めるべきだ!有権者の皆さんにはなかなか分かりづらい話だが、選挙はがんじがらめで決して好き勝手やれるものではない。当選した後にありがとうと手紙やメール、ウェブサイトに書くことが禁止されている。今回の解禁でどこまで出来ることになるのか。ネット解禁だけではすべてはカバーできない。

何度も言うが、ダブルスタンダードで解決していく時代なのだが…

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。