歩行支援ロボット

ホンダが愛知県国立長寿医療センターに介護予防効果を検証するプログラムの一つに、脚力が低下した人の歩行をサポートする「リズム歩行アシスト」を提供する

との記事を見かけました。

リズム歩行アシストは腰と太ももに装着し、足を前後に動かす時にモーターで補助するそうです。健常な人の歩行を記憶し、正常に歩行できるようにする効果が期待できるという。モーター制御の技術には同社の二足歩行ロボット「アシモ」の技術が転用されているそう。

いや、ここまで来たかと…。

以前トヨタの広瀬工場に、時の経済産業大臣のお供のお供として同行したことがあり、介護ロボットなど医療介護向けに開発しているロボットを見せてもらったことがありますが、その時にも色々な思いがありました。

技術の進歩は素晴らしいことだし、慢性的に人手不足な看護師や介護士たちの負担が減ることを考えれば、素晴らしい事だと思いましたが、医療介護が人と人とのコミュニケーションの中に成り立っているものだと思うと、ロボットにそれを委ねてよいものか、少し考えさせられた記憶があります。

医療の進歩により、生きることが出来た人がいるように、歩きたい人がまた歩ける事を考えればこの装置は素晴らしいものだと思います。
前向きに考えた自分なりの妥協点です。

◆読売新聞「アシモの技術生かした歩行支援装置、ホンダ開発」
http://goo.gl/f7Mu3

◆朝日新聞「元気な老後をアシスト ホンダ、歩行支援器具の実証実験」
http://goo.gl/oZCgE

ABOUTこの記事をかいた人

衆議院議員秘書等を経て2011年に常滑市議会議員に初当選。2015年4月の選挙において愛知県議会議員に初当選。